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コラム17:研修会講師【挨拶】
- 2024.03.15
- 皆さんは職場で挨拶をしていますか。
挨拶をすると快い事はわかっているのに、挨拶が行われにくい不思議な国なのかも知れませんね。
コラム17では、職場でなぜ挨拶が大切なのかについてお伝えします。
振り返えってみると、小学校時代に「あいさつ運動」と称して
「オサスア運動」など各地域によって類似名称での取り組みをしていたと思います。
しかし、一時的には挨拶をするものの習慣化するには至っていません。
私が社会人になり入社から約一か月半、新入社員研修の中でも挨拶の重要性を謳っていました。
30年以上前、新入社員研修会を終え配属先で最も驚いた事は、既存社員が挨拶をしない事でした。
「何だこの現象は、新入社員研修も大切だが既存社員の研修を行った方がいいんじゃないか」
と疑問に感じた事を今でも覚えています。
日常生活をとってみると欧米では握手やハグを行う習慣があり、当たり前のように挨拶をしている。
その一方で日本では、保守的、排他的と言われておかしくない程、自分から挨拶をする人は何とも少ない事でしょう。
挨拶の位置付けは、職場で必要とされるコミュニケーションです。
職場で必要とされる二大コミュニケーションとして、挨拶と報連相をコラム16でお伝えしています。
挨拶はその人の第一印象が決まります。
第一印象が決まるにも関わらず、その好機を自ら逃していませんか。
職場で挨拶したのに、ムッとした表情で挨拶しない上司だったとしたら、その部署の雰囲気は最悪になります。
その一方で、笑顔で挨拶し合った時は、職場の雰囲気も快いですね。
挨拶をする、違う表現3つを比較します。
「おはようございます。」
言葉としては同じであっても
① 聞こえるのか聞こえないのか分からない程の小さな声で発した場合
② 大きな声でハキハキ発した場合
③ 「○○さん、おはようございます。」とハキハキするのに加え名前を付け加えた場合。
皆さんだったらどんな挨拶が快いでしょうか。
少なくとも①は言わない方が良いですよね。
②は気持ちが良いと思います。
③は自分に挨拶をしてくれたと感じます。
②と③で、その状況に合った使い分けをする事をお薦めします。
最後に「自分の出方で相手の出方が決まる」事をご存知でしょうか。
実際にはこの逆をやっている人が多いのではないでしょうか。
もし逆をやっていたとしたら
「相手の出方で自分の出方を決める」と全員がやっていたら、挨拶やコミュニケーションは生まれない事になります。
信頼関係はとても大切な事だと皆さんご存知だと思いますが、
信頼関係についても、自分が相手の事を信頼しなければ相手から信頼される事は非常に難しいです。
挨拶も含めコミュニケーションは
「自分の出方で相手の出方が決まる」と
今日から実践して頂けたら幸いです。
コラム17:研修会講師【挨拶】
■その人の第一印象が決まる
■違う表現3つを比較する
■「自分の出方で相手の出方が決まる」
心理カウンセラー、研修会・セミナー講師、コーチング
澤田 和彦